みなさんカクヨムで話題になってたホラー作品、読みましたか?気になるようにトゥギャッター載せとくね。
土曜日電車に乗ってるとき読み始めて、今日も通勤の電車で読んだ。全然違うんだけど、『アラビアの夜の種族』を思い出した。
『アラビアの夜の種族』は3つくらいのお話が絡む。
①読んだ者を夢中にさせて破滅させる災いの書があるらしい。それを侵略者に献上して、狂わせちゃお!って計画が持ち上がる。でも災の書なんてないので、語り部からおもしろい話を聴いて、それを書き写して災いの書にしちゃお!ってなる。それから毎夜、語り部が物語る。
②醜い王子が強い妖術師になって魔王みたいになる。
③正統派主人公が勇者となって醜い王子が作り上げた地下迷宮で王子と戦う。
みたいな話だった気がする。違ったらごめん。①の主人公が毎夜語り部の話を聴いているだけど、夢みたいな、夢だったのが現実みたいな、混沌としていく感じがある。
以下、「近畿地方のある場所について」もまだ読み始めたばかりだから全然違ったらごめん。
「近畿地方のある場所について」は筆者の知り合いが行方不明になったことから、情報提供を求め書き綴っている、という体の作品。
筆者の語りの他に、オカルト雑誌で特集され近畿地方のある場所についての様々な記事を挟んでいる。この様々な記事って言うのが、知り合いが仕事で熱心にかき集めていた記事になる。
断片的に見せられて、徐々に繋がっていく感じ、心霊体験談みたいなものなんて、意識しなくてもファンタジーみたいなものとして捉えちゃうけど、筆者の言いたいことを察せてきて、これってほんとう……?
みたいな気持ちになる。
現実じゃないものが現実を侵食していくの、いいですよね。
全然違ったら恥ずかしいな。