むかしいたSNSで、みんなで即興小説トレーニングで文章を書いて読み合うことをした。即興小説トレーニングはランダムなお題が表示されて、自分が指定した制限時間内に文章を書くサイトだよ。
そのとき書いた文章、いろんな人に褒められてうれしかったんだ。規模の小さいSNSだからそんな親しくない人とも繋がってはいて、クラスメイトのような距離感。休み時間にせっせと描いてた漫画をなんかのきっかけで読まれて、続きをせがまれたときのようなうれしさ。
中学生〜高校生のころとか小説家に憧れて寝る前に考えた妄想をもりもり書いてた時期もあったけど、だんだんと自分の文章は物語になる得る文章ではないなあ・・・ってわかっちゃったんだなあ。
そう、ちょうどわかってきた時期に褒められがあって、なおさらうれしかった。どうもね(鼻の下コスリコスリ)
マジ失礼なんだけどさ、坂木司の文章、あんま上手くないって思ってたんだ。坂木司の『大きな音が聞こえるか』って本がすごく良くて、それを追い求めてずっと惰性で読んでんの。『大きな音が聞こえるか』はティーン向けって思って読み始めたから違和感なかったんだけど、そういうテーマじゃなくても登場人物が漫画みたいな思考・芝居・行動をしてる感じがして、「そんなわけないだろ」って思いながら読みつづけてるの。
でもさ〜〜〜昨日読み始めた『ショートケーキ。』って文庫本、まだ途中なんだけどさ、めちゃくちゃ泣いちゃってる。テーマが自分にどストライクなところがあるからだと思うんだけど、坂木司の文章でこんなに頻繁に泣かされてるの、おれ悔しいよ……。
惰性で読んでるって思ってたけど、坂木司のこと好きかもしれない。下げてるくせに「好き」って言うのめちゃダサい〜〜〜やだ〜〜〜〜
坂木司は『大きな音が聞こえるか』と『ホテルジューシー』がおすすめだよ。