無事退院できた。家着いてごまちゃんのぬいぐるみ見て泣いてしまった。心細かったよ〜〜〜
入院中の思い出
・病室で尿カテ入れてから手術室へ運ばれる予定だったけど、俺の尿道が難易度Sクラスだったようで手術室に運ばれ眠らされてから入れられた。
・手術室の外が本番前の舞台裏って感じでわくわく。手術室は手術室で、手際よく電極貼られていって舞台衣装に着替えてるようだった。麻酔が効いてきてよくわからなかったけど、先生がみんな集めて手術の概要をみんなに話してるところが本番前って感じでたのしかった。
・手術後目が覚めて研修医が様子見に来て、「気分はすっきりされましたか?」聞かれ、手術直後で気分いいわけねーだろコロスゾと思って「起きたばかりでわからないです」と答えてしまった。
・朝早くに傷跡の固定テープ交換しに来てくれた、なんも担当じゃない当直の先生が一番あやしてくれて安心した。ホニャアホニャア……
・病院食美味しくなくてあんまり食べなかったのに体重が1kg増えた。どうして……。
・担当医がやってる研究のサンプルになってきた(手術ともわたしの病気とも関係ない)。Dr.STONE一気見したわたしにNOという選択肢はないぜ。医療、どんどん発展してくれ。
・今回の医療費、限度額適用認定申請してたけど思ったより高くついた。申請してなかったら3割負担でも60万円くらい払わないといけないから、今後も絶対申請しようと思った。
思い出おわり。
最寄り駅に着いて、コンビニでカプ麺とコーラ買った。Dr.STONEの影響……。
お昼はまぐろの漬け丼を作った。
それから読み返してた『月光条例』の続きを読んで、泣きすぎて吐きそうになった。藤田和日郎が生まれるために地球が誕生したと言っても過言ではないぜ。むかし江戸川乱歩の孤島の鬼を読んだときも、自分の寿命ぜんぶ渡すから江戸川乱歩が蘇ったほうがいいと思った。
20代前半までは悲しくて幸せなお話を書く作家になりたかったけど、藤田和日郎の『月光条例』を読んで、わたしが言いたかったかこともう藤田和日郎がぜんぶ描いてる!って思って、わたしが書くなんかより心打たれる最高の物語だから、わたしは作家になりたいという気持ちがなくなった(諦めとか絶望ではなく、浄化って感じだ)。
それからはわたしの心が救われた作品が、わたしと関わりのある人にも刺さりそうだな……と思ったら話題に挙げるオタクになった。物語と登場人物を愛する人に『月光条例』はおすすめです。紙で買わないと読めない表紙カバー折返しの作者の一言の部分には、マッチ売りの少女とか悲しいおとぎ話をぶっ飛ばす!みたいなことが書いてあった気がする。藤田和日郎の試みをご覧あれよ……。
試し読みで第1話全部読めるよ。
今日のオモチャンで原宿さんがこの世にあるものは全部誰かが夢見たものって言っていた。原宿さんの意図とは違うのだろうけど、わたしの夢は藤田和日郎がすでに成し遂げていた(わたしの夢は、自分で叶えなくても報われるものだった)。諦めなければ夢は叶う!プリキュアはもうわたしのものではないけれど、追い求めてたら夢を持つ自分が報われるものに辿り着けるんじゃないのかなと思った。
久しぶりに『月光条例』読み返して良かった。自分の物差しで最高のことをしような。